俺は慌てる彼をマジマジと見ていた。
キラキラの金色の髪、お空のようなスカイブルーの瞳。そして綺麗に整った顔立ち。パパン同様とても美しい人だった。

ガッシリとした身体。ペンキ屋さんのようなつなぎみたいな服装なのにカッコイイと思えてしまう。その彼の太い腕には野菜やら肉やらがどっさり抱えられていた。

「おい猫」

ねこ?俺は小首を傾げていると金髪さんはお前の事だと言ってきた。
多分猫耳だからだと思う。