夜になると彼と俺は一緒に木のお風呂に入る。少し狭めだけど全然平気。狭いって言っても俺一人じゃ座れない。彼の膝がないと俺は溺れてしまうのだ。

そしてまた歯を磨いて俺達は眠るのだが、彼と俺は同じあのベッドで寝る。

地下のせいか、部屋は冷えてとても寒い。シーツも完全に冷えている。
それでもホカホカな二人が抱きしめ合って寝ればそれはとても温かい。彼が乾かしてくれた髪がフワフワと揺れて温まった彼の手が優しく背中を叩いて俺は彼の大きな胸板に顔を埋めて眠る。

こうすると怖い夢をみないのだ。