クリーム色のカーディガンと、そのしたの白いブラウス、そこにさらりと流れる長い黒髪。
俯いているのでわずかにしか見えない顔と本を掴む手が、白い。
これだけでも十分印象的な少女だったが、それ以上に彼女を決定付けるものが、彼女の頭にあった。
頭のてっぺん、髪の毛の一束が重力に逆らいながら細長く天に伸び、その先端にピンポン玉大のガラス球が乗っている。
触覚、というよりはアンテナのようだ。
目をこすり、もういちど確認。
アンテナあり。
「あっ・・・あれ、なんすか?」
思わず漏らした言葉に、ボスが返答をくれた。
「宇宙人、だな」
俯いているのでわずかにしか見えない顔と本を掴む手が、白い。
これだけでも十分印象的な少女だったが、それ以上に彼女を決定付けるものが、彼女の頭にあった。
頭のてっぺん、髪の毛の一束が重力に逆らいながら細長く天に伸び、その先端にピンポン玉大のガラス球が乗っている。
触覚、というよりはアンテナのようだ。
目をこすり、もういちど確認。
アンテナあり。
「あっ・・・あれ、なんすか?」
思わず漏らした言葉に、ボスが返答をくれた。
「宇宙人、だな」