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ヨドミちゃんの悪魔のコーヒーを飲みながら、
「今日から本格的に張り込みをやる。ダラダラ時間を無駄にもできないからね」
と、最近まで不毛な無職生活だった俺の目から見ても、能率的に時間を過ごしているとは言いがたい上司が自信満々に宣言した。
「とゆーわけで、俺はこれから寝るさ」
「また・・・どういうことですか?」
「うちは社員2人、アルバイト1人の零細企業だからさ、一晩中張り込みしようにも交代要員がいないじゃん。昼はユウちゃんとヨドミ、夜は俺が張り込む」
なるほど。図書館でクトゥルー神話を読み漁るよりはよっぽど探偵っぽくはある。
後ろのデスクで「ちょっと・・・」と何か言いかけたヨドミちゃんを遮って、
「ヨドミ、お前を夜中まで仕事させるわけにはいかない。ユウちゃんにも準備させてなかったし、とりあえず俺が夜をやる。今日のプランは考えてあるから、それに従ってアンテナちゃんを見張るのさ。ギャラマサは、たぶん君らには危険すぎるから、俺だけで受け持つよ」
ヨドミちゃんの悪魔のコーヒーを飲みながら、
「今日から本格的に張り込みをやる。ダラダラ時間を無駄にもできないからね」
と、最近まで不毛な無職生活だった俺の目から見ても、能率的に時間を過ごしているとは言いがたい上司が自信満々に宣言した。
「とゆーわけで、俺はこれから寝るさ」
「また・・・どういうことですか?」
「うちは社員2人、アルバイト1人の零細企業だからさ、一晩中張り込みしようにも交代要員がいないじゃん。昼はユウちゃんとヨドミ、夜は俺が張り込む」
なるほど。図書館でクトゥルー神話を読み漁るよりはよっぽど探偵っぽくはある。
後ろのデスクで「ちょっと・・・」と何か言いかけたヨドミちゃんを遮って、
「ヨドミ、お前を夜中まで仕事させるわけにはいかない。ユウちゃんにも準備させてなかったし、とりあえず俺が夜をやる。今日のプランは考えてあるから、それに従ってアンテナちゃんを見張るのさ。ギャラマサは、たぶん君らには危険すぎるから、俺だけで受け持つよ」