14
ポテチの袋を口元から離す。
ボスがニヤリとした笑顔で俺にグッドサインを送り、ヨドミちゃんが手を揉み絞りながら大きく口を開け期待満面の笑みでブルブル震えている。
何かつっこもうかと思考をめぐらせたとき、俺たちのはるか上の方から、ガラッと窓を開ける音がした。
「可愛いって、また言われたーッ!」
ビルの中ばより少し上の階、窓から半身を乗り出した少女が叫んだ。
「ああ、あそこだねぇ」
ボスが言った。
『・・・はぁッ・・・ごめんなさい、動揺してしまいました。どなたか存じませんが、あの・・・ありがとうです。あっ、あの、リクエストいただいたのですよ、ユイのチェリーですね。それではみなさん、今日はありがとうございました!アデュー』
アンテナ少女のMCが終わり、少女の恋心を歌った切ないメロディーが流れ始めた。
ポテチの袋を口元から離す。
ボスがニヤリとした笑顔で俺にグッドサインを送り、ヨドミちゃんが手を揉み絞りながら大きく口を開け期待満面の笑みでブルブル震えている。
何かつっこもうかと思考をめぐらせたとき、俺たちのはるか上の方から、ガラッと窓を開ける音がした。
「可愛いって、また言われたーッ!」
ビルの中ばより少し上の階、窓から半身を乗り出した少女が叫んだ。
「ああ、あそこだねぇ」
ボスが言った。
『・・・はぁッ・・・ごめんなさい、動揺してしまいました。どなたか存じませんが、あの・・・ありがとうです。あっ、あの、リクエストいただいたのですよ、ユイのチェリーですね。それではみなさん、今日はありがとうございました!アデュー』
アンテナ少女のMCが終わり、少女の恋心を歌った切ないメロディーが流れ始めた。