「ライト、俺だってあいつをそっとしといてやりたいさ。

だけどジャコスの話だと、あまり悠長な事はしてられないらしい・・・。 

だから・・・」


「分かっています。

彼女がこのロトス島にとって重要な存在である事は・・・。

ただ、もう少し体力が必要なのです。

シュラムの村へ行く為には・・・」


――― パッパーッ!!


「ユ・ウ・リー!」


「ユウリちゃーん、お待ちかねよ~」

通りを歩くアベック達がちゃかして声を掛ける。


「クソッ! カラスのヤツ!

ライト、続きは今夜ヴィバックで聞く。

必ず来い。」


「分かりました。 

じゃあ、今夜ヴィバックで。

あ、でも患者が優先ですよ。」


ライトは当然のように付け加えた。