結局その後にあたしが決めたのはクレープ。
生チョコと生クリームとクッキー＆クリームのアイスが入ってる。
ボリュームは大きめ。
一人で食べれるかちょっと不安だったりする。
「一臣君も食べる？」
何も考えずにクレープを差し出すと、一臣君が一口かじった。
「もうちょっと食べて？」
「食っていいの？」
「うん。一人じゃ食べれないか……っ」
そこまで答えてから気付いてしまう。
これ、また間接じゃないのかな…？
アイスの時みたいな。
「どうした？急に赤くなって」
「…っ、な、何でもない」
ブンブンと首を振ると、
「ふーん」
パクっ
一臣君はクレープをまたパクリ。
（うわ…）
か、間接の面積が広がった。
