【ありがとう、さすがだな!夢七!素手でとっちゃうなんて、】



龍人さんはそう言ってケラケラ笑いながら、私の頭をぽんぽんと撫でて
練習に戻っていった、、




私はさすがだなって言われたことが嬉しくて、

頭を撫でられたことがなんだか恥ずかしくて、
だんだん顔が熱くなってくるのがわかった、




【ね、夢七、今の人知り合い?】


突然木葉に話しかけられて私は心臓が飛び出るくらいびっくりした、



「うん、まぁ近所に住んでる人でね龍人さんっていうんだ…」



私は近所に佐木沼くんが住んでることを何となく知られたくなくてそれだけしか木葉に言えなかった…