私の名前は日向舞子。


中学校の教員をしていて世間体だけを気にしている父親とそんな父親の考えを間違ってると思っても反論できない弱い母親から私は生まれた。



そんな最低最悪の親だけど…
幼稚園の頃は両親とも運動会に積極的に参加してくれて親子リレーではいつも1位。

何かの競技で優勝をとれば

【頑張ったな、舞子はお父さんお母さんの誇りだ】


って頭を撫でてくれた…。

それがすごく嬉しくて…
頭を撫でてもらいたくて…
期待に応えたくて…

子供ながらに必死だった。