そんな風に毎日は過ぎて
鈴の家に転がり込んでから早くも一週間が経った。

私達は学校へ行っていない。


私は面倒くさいから。


鈴はイジメにあっていたから。


クラスの大半の女子に無視されている鈴。


きっかけはイジメ側のボスの肩にぶつかったという何気ない些細なことがきっけ。

学校に行けば無視され
やっと話し掛けてきたと思ったら…

「あれ…?まだ学校に来てたんだ?ってか何しに来たの?」

そんな冷たい言葉ばかり。

そんな毎日のせいで鈴は
胃を壊し入院したこともあった。


【そこまでして学校なんか行かなくて良いわよ?だから健康でいなさい】


鈴のお母さんは全てを理解し大きい心で鈴を支えていた。


このとき初めて親という偉大さを目の当たりにしたような気がした。