「今日も何か言われたの?」

「本当あいつムカつく。勉強できたからって何だよ?みたいなね」

「舞子のお父さんは先生だからどうしてもそういう目で見ちゃうんだろうね?…でもさ勉強だけ出来ても人としての感情がなきゃ意味ないのにね」

「だよね?だーよーね?
さすが鈴♪分かってる~」

「その点、舞子は人としての感情は人一倍持ってるし私はそれで良いと思う♪ってことで嫌なことを忘れる為にはこれでしょ?」

「お~待ってました~。さすが鈴♪」

「へへーん♪」



鈴の家に行くといつも
チューハイなどを飲んでいた。

【親に隠れて飲まれるより堂々と飲まれる方が増しよ。ただし外では飲んじゃダメよ?飲むならうちで飲みなさい!!】


鈴のお母さんはいつもこう言っていた。
もちろん私たちは鈴のお母さんの言葉は守っていたし外で飲む気もなかった。