焦って日本語で言ってしまうと、猫たちはますます疑いの目を向けてくる。


体制を低くし、獲物を狙う鋭い目。


これは……やばい。


一瞬ひるむが、私も同じように猫たちをにらみ返した。


「おい、唯?」


「壱は黙ってて!!」