コクンッと素直にうなづいたのに、壱は眉間にシワを寄せて疑いの表情。


その時だった、


「うにぃ~にゃう!!」
『お前、他の縄張りのやつだろう!』


あの灰色の猫がそう言ってきたのだ。


「にゃ!? ま、まさかっ! 本当だって、信じてよ!」