確か、1度目の時は朝起きたら猫耳はなくなっていたはずだ。


もしかしたら、唯が目覚めると同時に消えるのか?


そう思い、唯の体を揺さぶってみる。


しかし、唯は

「んにぃ~っ」

と猫言葉で寝言をいい、ゴロンッと寝返りをうっただけだった。


「おい、唯――」