まだ、真っ白な猫耳が生えている事に。


あまりに自然に生えていて見慣れていたから、その不自然さに気付かなかったのだ。


「なんでだ?」


と、呟いて、耳に触れる。


唯の耳はピクピクとくすぐったそうに震えた。