『百合子!桜!』

実はとっさに左手にある階段を駆け上がる。

2階に上がってすぐ血の臭いがした。

『ゆ‥‥‥り‥‥こ‥‥‥‥』

実が見た光景は

ただ立ってニヤニヤしている男と





その目線の先にある変わり果てた妻の姿