「ねぇねぇ。隣の席の男の子
あなた友達?」




後ろの席から声がした。
振る向くとそこには、髪をお団子結びにしてる少しぽっちゃりした女の子だった。




「私、相川さきって言うの。さきって呼んでね★
あなた名前なんて言うの?」



「気田美奈都です。」



「気田…面白い苗字だねっ!じゃあ美奈って呼ぶね」



「よろしくお願いします。」



「よろしく!ってか私と話す時は敬語じゃなくていいよ?」



「わかったよ。さき」



「やっとさきって呼んでくれた!
私たちもう友達ねっ」





友達




その響きがとても嬉しかった。



「うん!仲良くしてね」