「紗絵?!」





家に着くと、電気がついていなかった。


片っぱしから電気をつけて紗絵の姿を探した。




「いない・・。」




携帯に電話をかけても出ない。


紗絵、どこにいるんだ。


お願いだから・・・帰ってこい。



「あっ・・・・。」



机の上にはたくさんの料理があった。


紗絵はあまり得意ではなかった料理とケーキ。


俺と付き合ってから頑張ってくれてた。


結婚してからはお菓子も頑張って練習してた。


紗絵・・・・・・・。


結婚記念日・・・楽しみにしてくれてたんだよな。


ごめん。


ごめんなぁ。