なのに、いつの間にかその気持ちは子供へと突っ走っていた。 紗絵の幸せは子供にあるんだと思い込んで。 でも、俺がそう思うに連れて紗絵との気持ちは離れていってたのかもしれない。 紗絵は不妊治療のために病院へとかよっていた。 4ヵ月前に 一度休憩してみましょう。 と医者から言い渡された。 その時の紗絵の表情はすごく辛そうだった。 もしかしたら・・俺が追い詰めていたんじゃ。 そう思わずにはいられなかった。