「凄いね〜先生!」


「真琳はいいの?」


「うん!私はいいの」


何とも思っていないフリをしてみたけど、本当は、私の心は折れる寸前だった


泣きたかった


でも…はるが先生との恋をタブーだと言い、応援してくれていないのがわかってるからはるには相談出来なくて…


私は先生への気持ちを抑え込んだ


「センセー!ハイッ!チョコレート」


「ありがとな〜」


こんなやり取りが朝から1日中続き、それを見続けた私は放課後、はるを先に帰して、北校舎のあの教室へ向かった