「竹下?ちゃんと聞いてるのか?」


先生が私の顔を覗き込んだ


先生と目が合う


私は思わず目を反らした


「き、聞いてます…」


「じゃ、後は出来るな」


先生はそう言って私から離れた


「はい」


先生の握っていたシャーペンを握ると、僅かに温かくて、先生への好きな気持ちが喉の奥まで来てるのを感じる


先生…私の気持ち、気付いてないよね?


先生…私が告白したら…


きっと困る…ううん…


絶対困るよね