「そんなことないです。私、先生を困らせてばかりで…すみません」


「竹下も座れよ…」


そんな先生の声にドキドキしながら隣に座る


「何でこんなトコにいたんだ?」


「誰もいないトコで1人になりたくて…」


「中庭とか屋上とか、見付けやすいトコにしてくれよ」


先生がポツリと呟いた


「中庭や屋上は誰かがいるかもしれないし、私にはこういう汚い埃まみれのトコが合ってるんです」


私は膝を抱えて膝におでこを付けた


「そんなことねぇよ…」