「フフフ…先生がオバケだったんだ〜(笑)」


先生は笑ってそう言いながら鍵を開けようとした


「プッ…先生、バカやってないで、早くしないと授業、始まっちゃいますよ」


カチャカチャ…


「おい…マジ、鍵開かねぇ」


先生は鍵をカチャカチャしているが空回りするばかり


「先生?」


ふざけてる?


「参ったなぁ〜」


先生はドアを持ち上げたりガタガタ揺らしたりしている


先生と二人っきり…


窓はあるけど出られない


まるで密室


こんな危機的状況なのに、大好きな先生といれるのが嬉しい


鍵、壊れてくれてありがとう


「竹下、携帯あるか?」