私は入り口から死角になりそうな場所を探して、息を殺し、座り込んだ


ガラ…


ドアが静かに開く


私は出来るだけ小さくなろうと頭を隠していた


「竹下見っけ…」


「先生…」


ウソッ!何で?


「こんな埃まみれのトコで授業はねぇぞ?」


「何でわかったんですか?」


私は顔を上げた


「さっき窓際にいたろ?」


「そうですか…」


タイミング悪過ぎ


「ココ…オバケ出るぞ」


「ウソばっかり…」


そんな見え見えのウソ言っちゃって