「俺がもう1度、理事長に話してみるから、竹下は何も考えるなよ」


先生はそう言って私の肩を軽く叩いた


「すみません…」


「そうだ、さっきのガム…」


そう言いながら、私の目の前でガムを取り出す


私があげたガム、食べてくれるの?


「ハイ、半分!」


先生はガムを半分にして私の手にくれた


先にパクッと口に入れた先生


私も口に入れる


「あ!俺、さっきトイレ行って、手、洗うの忘れてた(笑)」


「ウソッ!ヤダ、先生〜」


私は先生の腕を叩く