靴を履き替えて校門へ急ぐ


校門を出た私は通学路をひたすら歩いた


少し行くと目の前に止まる一台の車を発見


見覚えがある


先生の車?


私は気付かないフリをして、そのまま通り過ぎた


プァン──…


後ろから鳴らされたクラクション


ゆっくりと振り向くと先生が運転席から手招きをしていた


「なんですか?」


機嫌悪そうに言ってしまってちょっぴり後悔