教師として大切な生徒の未来をって…そうだよね


先生は私のことは、たくさんの生徒の中の1人としてしか、見ていないもんね


わかってるけど…


やっぱりちょっと寂しい


「娘の為にこんなことまで気を使っていただいて…本当にご迷惑をおかけしました」


再度、深々と頭を下げるお母さん


「では、僕はこれで失礼します」


先生は立ち上がって、玄関の方に歩いていった


「真琳、車までお送りしなさい」


「はぁ〜い」


わざとダルそうな言い方をした