しばらくしてお母さんが退院


私はお世話になっていたはるの家を出た




「お世話になりました」


お母さんが深々と頭を下げる


「いいえ〜真琳ちゃん!また遊びに来てね」


「はい!」


帰り道、リハビリを兼ねてゆっくりと歩きながら、お母さんが心配していた月謝のことを聞いてきた


「月謝の支払い、どうすればいいか、明日にでも先生に電話してみようね」