――すると。



「おう、姉ちゃん」



と、声をかけられてしまった。



びくっ!



私は肩をびくつかせた。



周りを見渡しても、私以外、ひとは誰もいなかった。


“姉ちゃん”……間違いなく、私のことだ。



「カワイイじゃんかよぉ。なあ、俺たちとこれから遊ぼうぜ」