「愛。どうしたの?」



午後の授業が始まるギリギリの時間に、私は教室へと戻った。



いつもは綾歌と亮と3人で昼食をとっていたけれど、今日は私を抜いたふたりが机をくっつけてランチをとっていた。



そのふたりの元へ行ったところ、真っ先に綾歌が詰め寄ってきた。



「ああ、だから、彼氏ができちゃった」