「うん。私はお弁当なの。久野さんは?」



「俺、コンビニおにぎりと、唐揚げ。場所は……学食は混んでるよな。外は天気悪いし。んー……」



彼は顎に親指を当てて考え込んだ。



そんな姿でさえ、かっこいい。



「屋上の上り階段でも行こうか」



「うん!」