コンビニの制服を着ているところしか見ていなかったから、なんだか新鮮。



いつも一緒にお昼を食べている綾歌と、亮が驚いたような表情で私を見た。



「あ、あのひとと、つきあうことになっちゃった」



私は照れ笑いをしつつ、ふたりにそう言い残すと、お弁当の巾着を持って久野さんの元へ駆け寄った。



「北条に、彼氏!?」
「難攻不落のあいつに」