「夜道は危ないからね。女の子なんだし」



そう言って、私のあたまをぽんぽんと叩いた。



――ドキッ。



私は彼の手に感応してしまった。



「――もう、夜は出歩かないようにします」



「うん――」



そう言って店員さんは黙って私を見た。