そしてまだ会話は続いた。 《でも~…… 璃久、私が嫌いなの? それとも好き?》 えっ!なに聞いてるの? 好きか嫌いって… 璃久くんはえりって女の子のことが…… 「嫌いじゃないよ」 嫌いじゃないよ? それは“好き”ってことだよね? 《良かったぁ… 嬉しいよ。じゃあまたね》 「あぁ」 そう言って璃久くんは電話を切った。