親父が死んだことは詩音は知らない。


いや…言えないんだ





「私ね、詩音ちゃんに嫉妬してたのかな」



「………」



「私のほうが璃久と長く一緒にいるのに、璃久は詩音ちゃんしか見えてなくてヤキモチ妬いちゃった♪」


ベロをだして笑う。





「ごめんね。璃久」