『俺も。会いたい。』素っ気無い返事だったけど、思ってることは一緒だったみたい。
そのまま、玄関を飛び出して、優の家へと向かう。

   「ハァハァ。」乱れた呼吸をなんとか落ち着けてチャイムを押す。
 ~♪ピーンポーン♪~    チャイムの音が鳴る。
    すると、すぐに優は出て来た。
  玄関の扉が開いてすぐ、  バフッと優に抱きしめられるりぃ。
   「ふぇっ!!?ゆぅ??」一気に赤く染まるりぃの顔。
「ッ。勝手に行動してんじゃねぇ。」消え入りそうな声で囁く優。

    「ゴメンぅ。りぃも、優と一緒に回りたかったけど・・・。」
  優のこんな姿を見るのは初めてで、少し戸惑いながらも、しっかりと言葉を繋ぐりぃ。   「バカ。もう離れんなよ。」いつもの低い声で呟いてりぃの唇を奪う優。

    「んぁ。ゆっぅ。」幸せな時間。この瞬間がたまらなぃ。