でもでもッ!!きっと気のせいだよね!! 頭をブンブンッ  と勢いよく振って、納得する。

 「梨衣??彼氏に置いて行かれたんだろ?じゃぁ、俺と楽しもうよ☆」ニイッと笑って言う功汰クンの言葉に戸惑う。
   「でも・・・。ね??功汰クン、1人で来た訳じゃないでしょ??」正論を言う。
「あぁ。あれなら・・・。たった今さっき集まりなら終わったよ??」サラッ  と爽やかな笑顔を見せて、りぃの腕を掴む功汰クン。

  「!!功汰クンッ!!?」焦るりぃに言葉を返さないで、功汰クンは、どんどん人混みを歩いて行く。

        「いいじゃん。それとも・・・。俺が嫌??」眉を八の字にぐっと曲げて、聞いてくる。    その顔には・・・。さからえないよね。
「うぅ。・・・。そんな訳無いよッ!!」必死で弁解。「じゃ!!行こっ!」

   本当は優といたいけど。その本人に置いて行かれちゃったんだし。それに、功汰クンは、安心だしね☆☆

  心でそう解釈して、結局、功汰クンについていく事にした。