ストンッ!!
と、軽い梨衣を下ろす。下ろされた梨衣は、かなり驚いた顔。
  コイツ、ッんと、百面相だな。
      あんまり、梨衣の反応が可笑しくて、笑ってると・・・・。

     「イヤァーーーーーー!!!!」
  もの凄い悲鳴(?)が響き渡る。お化けより、怖ぇよ。呑気に、心で呟く。

  「ッ!!優のバカァ!!りぃわお化け屋敷苦手って知ってるくせに!!」
涙目&上目で俺を見上げる。(暗いから、あんまりわかんないけど。)

  「なんだよ。急に。可愛くない顔がもっとブッサイクになるぞ??」
 「バカ」なんか言いやがって。少し嫌味風に答える。
     「優のバカッ!!もぉ、知らない!!勝手に行けば??」ついに、そんな言葉を言う梨衣。    カチンッ。

  俺もさすがに限界。「あぁ。勝手にするわ。もう知んねぇ。」梨衣をその場に置いて、先に進む。    確か個々はまだ半分も行ってない所。
    
    ま。怖くねぇけど。