青いリボンで二つに束ねた髪。亜衣はいつもと違う水原が疎ましいようだったけど、私はわざと感心したような声を上げた。

「今日の水原、なんかいいんじゃない?」

えっ、と水原は驚き、私を凝視する。それは水原だけではなく、亜衣もそうだった。