「里華そろそろ開けるよ?」


未来がそう言って、

私の耳にピッタリとあてている氷を

どかして、ピアッサーを手に持った。



「開けるからね?」



ガシャン...


小さな音を出したと同時に


私の耳には、

ピアスが真っ赤に光っていた。