「優等生と不良じゃ釣り合わないかぁ。あんた学年代表だったらしーし、勉強できるんだろなぁ~」

らしいって…人から聞いたような表現に、違和感を覚える。

あれ?

絹川くん、入学式出てなかったのかなぁ。

「でもま、んなもん好きになったら関係ねぇから。つまんねーオトコに引っかかるぐらいなら

…オレにしとけよ」

ドキ。



ふぅ、と絹川くんの息が頬にかかる。

視線が…
外せない。



心臓がバクバク言い出して、頭の中は真っ白になってしまう。

「…まともな相手じゃ無理だろあんた。どうせ、わざわざ険しい道歩みそうだしな」

険しい道…?




イバラ?




ん?