スーパーで、
いろいろ悩みながら買い物を終え
部屋に戻ろうとする。


すると遠くから
走ってくるキミの影が見えた。



息を切らして
走ってくるカレ。



「どうしたの?」
ワタシは笑った。



「よかった」
カレは息を切らしながら、
ワタシを抱きしめた。



「もう、
帰っちゃったのかと思って・・・」



「何でワタシが
部屋に行ったことがわかったの?」



「脱ぎ捨てた服が、
キレイにたたんであったし
飲みかけのジュースが
まだ冷たかったから
来たばっかだって絶対思って・・・」



「あはは・・・
携帯鳴らせばいいことじゃん(笑)」



そっか・・・
そうだよな・・・



照れくさそうに笑うカレを見て
ワタシは思った。


ワタシ
キミをスキになってよかった。
キミと一緒にいられてよかった。