でも何だろう
ワタシの中で
小さな遠慮があった。


カレの生活
カレの時間


それをジャマすることが
すごくイヤだった。


ワタシはやっぱり
遠慮する。



それに
そんな大切な部屋のカギを
ワタシに簡単に
渡しちゃってよいの?
そう思ってた。



カギを持っていたとしても
そのカギを
ワタシが使うことはなかった。