ある日、
デートの最中に
カレが言った。


「俺、なんかおかしいけど
アキといるとドキドキする」


実はワタシも同じだった。
いつだって
ドキドキは止まらなかった。


カレは続けて言った。


「ホントに
アキはオレでよかったのかな・・・」


ワタシいつも思ってた。


カレに買い物に付き合ってもらう。
ショップのお姉さんは
「カレシ超かっこいいですね~☆」
と言う。


トモダチとカレをあわせる。
「まぢうらやましいんですけど・・・」


そう。
自慢のカレだった。


かっこよくて
優しくて
ホントに自慢のカレ。



うれしいけれど
その反面
自分に自信を持てないワタシがいた。



ワタシなんかでよかったの?
ホントによかったの?って
そうくり返してる
情けないワタシがいた。