ふっ


お前は小学生か。



「シンうはよ〜★」



サリナは私の前の席に座った。



「うはよ?」



「アハハッ!!何で疑問形?ウケルんですけど〜★」


サリナが大きな口を開けて豪快に笑う。


「てかてかーシン大河と仲良くね〜?」



「そう?よく解らん。」



「なかいいよー★大河があんな女と話すの見たことないもん!!」



「へーそうなんだ。」



たいして興味がない。



確かに大河はまだ出会ったばっかで、




この先どうなるか解らないけど、



多分私は大河を好きにならない。



顔もいいし身長もデカイしモテるけど、



私は実は完璧な人間が好きではない。



少し欠点があるくらいがちょうどいい。



変な理由だけど。