どれほどの時間がたったのだろう。





私の涙は枯れることがなかった。

















母さんが起こしにきた。




私はこんな時くらいねかせてくれと思った。




「起きなさい。」



どうやらもう父の葬式の日のようだ。



母さんは泣き腫らした顔に厚く化粧を塗り、


喪服を着ていた。



私は重い体を起こし



セーラー服をきて



葬式に出た。



式は着々と進んでいく。


私の気持ちが追い付かない。



また疎外感を感じた。




火葬の時も



私は魂が抜けたように



その光景を眺めているだけだった。