｢ただいまー。｣



ある日いつものように私が部活を終えて



家に帰って来た時だった。


｢お願いだっ充!!!!!｣



充は私の父さんの名前だ。

…？



私はその大きい声が聞こえるリビングへ向かった。




覗いてみるとその声は父さんの友達の月島さんということが分かった。



お父さんに向かって


土下座をしている。


………何事？



何かあったのかな？








母はまだ帰って来ていないようだ。



直接聞こう！



そう思い



私がリビングにはいろうとドアを開けようとした時だった。



父さんと目が合った。



その瞬間父が口パクで




｢へ・や・に・い・け｣




…部屋に行け？



なんでだろう。




いつもなら私も月島のおじさんと中が良いから




そんなこと言わないのに…



とりあえず私は父さんにしたがって




部屋に行くことにした。




この日からかな…



父さんの様子が次第におかしくなったのは…。