｢まあ、母さんのご両親にはぶん殴られたけどね。｣




ははっと切なそうに笑った。



｢もうお前が生まれてからは毎日ハッピーだったよ!!


死んででも守るって思えたね!!｣



｢ぷ、大袈裟!!｣




｢バカモノ!!!ふんとだってーの!!｣




父さんがむきになる。



なんかおもしろい笑



｢そーなんだ!!!かなり複雑だね...でもそんなのもありだよ。｣



｢ありがとな...｣



父さんはただ一言そういった。





あの時の｢ありがとう｣は



父さんにとって




どんな意味の




｢ありがとう｣






だったのかな？




そう、あの時から



私たち家族の歯車は





狂い始めていたんだ。