「かあさーん、飯できたー?」



「出来たわよ。ったくたまにはあんたも手伝いなさいよ。」



私はいつもの席に着き



母さんお手製のハムカツチーズを頬張った。



「いただきますは?」



母さんが私を睨む。



「ちぇ、はいはいいただきまーす。」



「よろしい。」



母と私はご飯を食べ始めた。


私と母は二人暮らしだ。



世間で言う母子家庭。



父さんは...


私が中学一年の時に



亡くなった。