「ただいまー…」



「あらお帰りなさい。ってあんた!!顔真っ赤じゃないの!!熱あるんぢゃない?」




母さんが心配そうに私を見る。



「な、なんでもない!!」



私は真っ赤な顔を隠し、自分の部屋に走った。



ガチャ



「汚い部屋...。」




私は足の踏み場のない自分の部屋を器用に突き進み、


部屋の隅にあるベットにダイブした。



ベットが私の部屋の中で唯一おちつける場所だ。




「はぁあー。」


ため息が自然に漏れる。



まさか月島雫があんな行動をとるなんて...




からかって泣きまねをした私への罰だろうか。



「意味わかんねー!!」



と私は意味不明な雄叫びを上げて枕を床にたたきつけた。



すると下から



「うるさーい!!お前が騒ぐと家が壊れるわ!!」



と母さんが叫んだ。


いや、母さんのほうが声デカイし。



私は夜ご飯にありつくため




スウェットに着替えて



リビングへおりた。